本を読む本
7章 書き込む方法
本に書き込む目的は、
- 頭脳を明晰な思考状態に保ち、
- 自分の考えを表現し、客観的に理解できる状態とし、
- 自分の反応を記憶し、本の内容を想起しやすくするため
である。
具体的な方法は、
- 傍線をつけるか丸で囲む(重要な文章に対し)
- 🌟を書く(本に数ヶ所レベルの超重要な文章に対し)
- 上の余白に横向きの線分を書く(重要な段落に対し)
- 数字を記入する。論理展開順。
- リンクしたいページ数を記入する。
- 自然言語で書き込む
- 表紙の裏をまとまった記述に使う
である。
点検読書の際の書き込みは、主に構造を解読するためのものだ。
分析読書の際の書き込みは、概念について理解するための問いや答えだ。
シントピカル読書の際の書き込みは、概念について複数の本や著者に対する問いを比較した表で、本の余白とは別の紙にまとめなおすような壮大な問いだ。