人間とは何か?

2章 自由意志や努力や所有の価値の否定

人が「自由な」考えを持てるのは、洗脳の結果を自分で思いついたと思っているに過ぎない。

また、自発的に見える行動も、その正体は、観察の結果としての受動的反応にすぎない。

機械に過ぎぬ人間が自分の功績を誇るなんて滑稽だ。真の功績は神にしか認められず、人の功績は全て受動的に作られた模造品だ。
金持ちも、外から金を与えられた機械にすぎないのだから、財産を誇るのは滑稽である。

kitab
d.b